こんにちは!
石見ワイナリースタッフです。
本日は、9月の圃場と醸造所での作業風景をお伝えします。
圃場では、収穫前に設置した鳥獣対策ネットの取り外し・回収作業を行っています。
また、収穫後も新梢は出てきているので新梢管理も引き続き行っています。
鳥獣対策ネットの取り外し・回収作業が終わりましたら、グレープガードの取り外しも順次行っていく予定です。
収穫は、9月上旬に終わりました。
発酵に関しても9月終わりごろにはほぼ終了しています。
以下の写真が、発酵中のタンクの様子です。
赤ワインは写真のようにぶどうの皮・種などの固形物が浮き上がってきます。
これを混ぜないでいると上に浮いてきている箇所が空気にずっと触れていることになってしまい、カビなどが発生する原因になってしまいます。なので、毎日撹拌して発生しないようにしています。
白ワインは果汁のみに絞ってから発酵させるので実などは浮いてきません。
(果汁といっても濾過などをこの段階でしているわけではないのでぶどうの皮のちぎれたものなどは浮いてきます)
発酵が旺盛な時期になると写真のように炭酸が発生して泡が多く出てきます。
発酵が終了すると、赤ワインはここから搾汁を行います。
8月に行った白ぶどうの搾汁と同じように赤ワインも液体のみにしていきます。
液体を搾り終わったものが上の写真になります。
その後、液体を一定期間タンク内で休ませ大まかな澱(おり)をタンクの下に集めます。
そして、タンクの上からある程度きれいになった液体を吸い上げ、別のタンクに移します。
上の画像が、タンクの下に溜まった澱(おり)になります。
9月の作業で、早めに仕込んだものは澱引きまで終えることができました。
しかし、澱引きが終わった後もワインの中には不純物がまだ残っています。
10月にはもっと細かい濾過をして瓶詰しているところもお見せできるかと思います。
それでは、また次のブログでお会いしましょう。